秘湯　鶴の湯温泉（乳頭温泉郷）

能代からＲ７を秋田まで行って、Ｒ１３からＲ４６を通り、田沢湖辺りでＲ３４１、そして山道を通って、乳頭温泉郷の一つ「秘湯・鶴の湯温泉」に到着。
３月３１日だというのに、周りは未だ雪が積もっていたが、道路だけは除雪されていた。
鶴の湯の宿は昔の陣屋風で、個室には囲炉裏やランプがあり、レトロの雰囲気がした。

お風呂は露天と内風呂が３つくらい。乳白色で少し硫黄の匂いがする。
　　（源泉）
　　白湯：含硫黄-Na・K-塩化物-炭酸水素泉
　　黒湯： Na-塩化物-炭酸水素塩泉
　　中の湯：含重曹・食塩硫化水素泉
　　滝の湯： 含硫黄-Na-塩化物-炭酸水素泉
　　50〜60℃ 白湯は弱酸性、黒湯は弱アルカリ性
　　（効能）
　　白湯[美人の湯]：
　　高血圧・動脈硬化・慢性皮膚病・慢性婦人病・切り傷・リューマチ・糖尿病
　　黒湯[子宝の湯]：
　　切り傷・やけど・慢性皮膚病・虚弱児童・慢性婦人病
　　中の湯[眼っこの湯]：
　　高血圧・動脈硬化・抹消循環障害・リューマチ・糖尿病・皮膚病・・しもやけ・
　　湿疹・ニキビ・神経麻痺
　　滝の湯：
　　高血圧・動脈硬化・慢性皮膚病・慢性婦人病・切り傷・リューマチ・糖尿病

朝、入った露天風呂は、折からの雪で、湯に浸かりながら雪見になった。湯船の底は砂利っぽく、手足が真っ黒になった。（因みに、この露天風呂は混浴です）

翌朝のチェックアウトの時聞いた予約状況は、４／１日の朝７時から１０月の予約だそうで、既に相当入っていた。聞くと県外からも客が大勢くるそうで、田舎の鄙びた温泉といえども、全国的に有名になると、観光旅館的になるのは、仕方のないことのようだ。

乳頭温泉郷は７湯８軒といわれ、鶴の湯の他に、黒湯温泉、蟹場温泉、大釜温泉、妙の湯温泉などがある。